帝人(株)は、この度、E. I. du Pont de Nemours and Company(以下「米国デュポン社」)と共同で、米国、欧州および中国のフィルム事業の合弁会社の所有持分全てを売却すること決定した。
帝人グループは、米国デュポン社との合弁会社で事業運営を進めてきたPETフィルム事業の構造転換を進めており、2016年8月には日本とインドネシア合弁会社のデュポン社の持分取得を決定し、完全子会化を実施した。
上記2社の完全子会社化以降は、日本とインドネシアにおいてPENフィルムを含むPETフィルムの更なる高機能化に資源を集中的に投入する方針としており、米国デュポン社との米国、欧州および中国の合弁会社4社については資源投入対象としての重要性が低くなっていた。このような状況を踏まえ、米国デュポン社とも協議を重ねた結果、当該4社の帝人所有持分全てを共同で Indorama Netherlands B.V.社に売却することとし、3者間で持分譲渡契約を締結した。
米国デュポン社との合弁会社で帝人の持分法適用関連あるDuPont Teijin Films U.S. Partnership、DuPont Teijin Films Luxemburg S.A.、DuPont Teijin Films UK Limited、DuPont Teijin Films China Limited(以下、関連4社)の帝人所有持分全てを、米国デュポンと共同で各国規制当局の承認後速やかにIndorama Netherlands B.V.社に売却することを合意した。
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【PETフィルム、PENフィルム】帝人とデュポン、フィルム事業合弁会社の所有持分を共同売却
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