(株)アルバックは、ドライ真空ポンプ「LSシリーズ」を2018年4月18日から発売する。ドライ真空ポンプは、主に電子部品やディスプレイ等の様々な製造ラインで使われている。環境への配慮から消費電力が低いドライ真空ポンプが主流となっている。しかし、一 般的な低消費電力型ドライ真空ポンプは、大気圧付近の排気速度が小さく、排気時間が長くなるという課題があった。
同社は、この課題を解決する為に高速排気と低消費電力を両立させたドライ真空ポンプ「LSシリーズ」を開発した。大気圧付近の排気速度を大きくすることで、高速排気(排気時間の短縮)を実現しつつ、これまでに培った独自技術により消費電力を低減している。
排気速度120〜1200m3/hクラスの4機種の高速排気・低消費電力ドライ真空ポンプ「LSシリーズ」をラインアップする。装置の大きさや使用条件に合わせて最適な排気容量のポンプ を選択できる。
〔特 長〕
■高速排気 大気圧付近の排気速度が大きく、排気時間の短縮を可能にした。一般的な低消費電力型ドライ真空ポンプに比べて約20%の排気時間短縮を可能にした。
■低消費電力 高速排気を実現しつつ、到達圧力時の消費電力は業界トップクラスの0.6kW以下を達成した。
■低騒音 専用サイレンサーを内蔵し、61dB(A)以下を実現している。
〔販売価格および目標〕
販売価格:150万円〜(消費税抜き)
販売目標:年間1000台