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【工場用ラインテープ】3M、業界初のポリ乳酸ベース製品「3Mラインマーカー971」を発売

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 スリーエム ジャパン(株)はこのほど、フォークリフトの走行やパレットによるこすれに耐え、きれいなラインを維持することができる「3Mラインマーカー971」を発売した。製品は、工場、倉庫の資材・商品保管場所の指定や危険エリアから作業者の安全を守るためのエリア分けなどに使われるテープ。

2018 06 08 3m

■約7倍の耐久性を実現

 「3Mラインマーカー971」はプラスチックの一種であるPLA(ポリ乳酸)を使用して3Mが開発した特殊な基材を、業界で初めてラインテープに採用。貼り替えが容易というラインテープの長所はそのままに、塩ビ基材のラインテープに比べて圧倒的な耐久性を持つことが特長。当社顧客の製造現場での実証試験では、従来の塩ビ基材のラインテープでは3週間で貼り直しをしていたが、「3Mラインマーカー971」では5カ月以上、貼り替えが不要な状態を維持している。

 強靭なPLA基材を使用していることに加え、糊残りのしにくい粘着剤を使用しているため、区画変更等の貼り直し時には糊残りせず、一気に剥がしてもちぎれにくいという特長を持っている。

 昨今、品質や安全性、生産性の向上のためにほとんどの現場が5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を推進しており、その活動の一環として区画ラインの維持は必須とされている。しかし、一般的な塩ビ基材のラインテープはパレットによるこすれや、フォークリフトの頻繁な通行などの過酷な環境下では「切れ」や「めくれ」が起こりやすく、その度に貼り直しが必要で作業者の負担が大きいことが課題だった。

 「切れ」や「めくれ」を嫌い、ラインテープではなく塗装でマーキングを実施している現場もある。塗装でのマーキングは、塩ビ基材のラインテープに比べてきれいなラインを長期間維持できるというメリットがある一方、塗装工を雇うためのコストがかかる。また、区画変更時の塗り直しには製造ラインの停止が必要なため、頻繁に区画が変わる現場には向いていなかった。

 ※1 同社従来製品と新製品「3Mラインマーカー971」の比較

■製品特長

 ・強靭なPLA基材の採用により「切れ」や「めくれ」に強い、高い耐久性を実現

 ・特別な道具が必要なく、従来のラインテープと同様に貼り付け作業が容易

 ・基材が伸びにくく、直線性に優れる

 ・剥がす時に糊残りしにくい粘着剤を使用 ※塗装床面では塗装を剥がすことがある。

 ・基材がちぎれにくいため、一気に剥がすことが可能

■製品仕様

2018 06 08 3m2

※3Mは3M社の商標


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