JNC(株)は、負極材料添加剤の共同開発先であるNanoGraf Corporation(法的所在地:アメリカ合衆国デラウェア州、旧社名SiNode Systems, Inc.)へ250万USDを出資した。
JNCグループは、リチウムイオン二次電池(LIB)向けの負極材料添加剤の研究開発をすすめており、2015年度より米国ベンチャー企業のNanoGraf Corporation社と共同開発を実施してきた。両社技術の組み合わせにより、顧客ニーズを満たせる見通しが得られたため、出資を行った。
両社で開発している負極材料添加剤は、革新的な層状構造のシリコンとグラフェンの複合技術を用いている。それによりLIBの高容量化と、充放電を繰り返しても容量が落ちにくい長寿命化が可能となり、従来のLIBよりも1回の充電で長時間使用でき、なおかつ寿命も延ばすことができる。
今後JNCでは、市場拡大が期待されるLIBへの優れた部材供給を行うとともに、安定した品質の一層の向上を目指し積極的に取り組んでいく。
<NanoGraf Corporation社概要>
所 在 地:アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
設 立:2018年 (前身のSiNode社は2012年創業)
代 表:Samir Mayekar(CEO)
従業員数:9名
出資時期:2018年11月
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【LIB】JNC、負極材料の共同開発企業へ出資
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