クラレグループのPlantic Technologies Limited(本社:オーストラリア、社長:岡本健三)が製造、販売する「PLANTIC(プランティック)」を使用したコーヒー豆用生分解性パッケージ(SOFTPACK社製)が、韓国の「第8回グリーンパッケージング賞」(主催:韓国環境部、社団法人韓国環境包装振興院)にて、大賞を受賞した。
PLANTICは、特殊なデンプンを主成分としたバイオマス由来のバリア材。酸素バリア性が高く、主に肉や魚などの生鮮食品の包装材として使用されている。食品鮮度を保持することで食品ロスの削減につながり、食品産業と環境保全の両面に貢献する。
今回大賞を受賞したコーヒー豆用生分解性パッケージは、SOFTPACK社(韓国のコーヒー関連包装材の大手メーカー)が企画、開発したもので、Plantic TechnologiesおよびクラレがPLANTICフィルムの薄膜化や製造技術面のサポートを行い、商品化したもの。
本パッケージは、コーヒー豆の品質、フレーバーを保持する高いガスバリア性と、使用後に少ない環境負荷で処分が可能となる生分解性を併せ持ったバイオマス由来の包装材。中間層に使用されているPLANTICを含め、パッケージの部材が生分解性素材で構成されており、アルミ箔等は使用していない。
今回、上記の特長が評価され、「第8回グリーンパッケージ賞」大賞を受賞した。
■グリーンパッケージ賞について
「グリーンパッケージング賞」は、韓国環境府と韓国環境包装振興院が共同で主催する公募展。環境に配慮した包装技術およびデザインを発掘し、自然保護・資源節約への関心を高めることを目的に、2011年にスタートした。公募は、大企業から中小企業までが参加する一般部門、大学生を対象とする学生部門の2部門で構成され、近年、環境意識の高まりとともに、同国内でも注目を集めるイベントとなっている。
<Plantic Technologies Limitedの会社概要>
社 名:Plantic Technologies Limited(プランティック テクノロジーズ)
本社所在地:オーストラリア ビクトリア州
代表者:岡本健三
設 立:2001年7月(2015年4月買収)
資本金:131百万豪ドル(クラレ100%)
主な事業内容:バイオマス由来のバリア素材<PLANTIC>フィルムの製造・販売
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【バイオマス由来バリア材】Plantic TechnologiesのPLANTICを使用したコーヒー豆用生分解性パッケージ、「韓国グリーンパッケージング賞」大賞受賞
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