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【生分解性ポリマー】カネカ、資生堂様と共同で「PHBH」を使った化粧品用容器を開発

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 (株)カネカは、健康に加え深刻化する地球環境問題への科学技術による解決策を(株)資生堂様と協議し、持続可能で快適な社会を創造する価値の大切さで意見が一致し、プラスチックによる海洋汚染問題への解決提案素材「カネカ生分解性ポリマーPHBH」(以下、PHBH(R))を用いた化粧品用容器を共同開発することで資生堂と合意した。
 プラスチック素材の製品は、私達の暮らしにとって便利で欠かせないものになっている一方で、適切な処理がなされないことによって、海中に漂うプラスチックが生態系や人々の健康へ影響を与える懸念が高まっている。このように環境に配慮した素材に関心が高まる中で、カネカは、化粧品用の容器、包装材における環境負荷低減を継続的に行っている資生堂から、PHBH(R)の海水中で生分解する点を評価され、資生堂と共同してPHBH(R)を用いた製品の開発に取り組んでいく。
 PHBH(R)は、カネカが開発した100%植物由来のバイオポリマーであり、幅広い環境下で優れた生分解性を有している。
 特に近年では、マイクロプラスチックによる海洋汚染が世界的な社会問題となっており、生態系への影響が懸念されているが、PHBH(R)は海水中で生分解する認証「OK Biodegradable MARINE(*)」を取得しており、海洋汚染低減に貢献する。

* 海水中(30℃)で、生分解度が6カ月月以内に90%以上になること。ベルギーに本部を置く、国際的な認証機関Vincotteより、2017年9月認証取得。Vincotteは2017年12月TUV AUSTRIA Belgium NVに認証業務を引き継いだ。


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