DIC(株)は、(株)みずほ銀行とみずほ情報総研(株)の環境評価融資商品である「Mizuho Environmentally Conscious Finance」(以下「Mizuho Eco Finance」)の化学業界における第1号案件として、2019年9月30日に同融資が開始されたことを明らかにした。
「Mizuho Eco Finance」は、脱炭素化社会への移行に向けて、顧客の気候変動への取り組みを促進していくことを目的に、グローバルに信頼性の高い環境認定や評価などを組み入れた、みずほ情報総研が開発した環境評価モデルを用いて、顧客の取り組みや指数をスコアリングし、一定のスコア以上を満たした顧客に対し、みずほ銀行が融資を行う環境評価融資商品。
DICグループは、「気候変動への対応」を自社のマテリアリティ(重要課題)と捉え、「事業所で排出する温室効果ガス排出量(Scope1&2)を2030年度までに30%削減(基準年:2013年度)する目標を掲げて、たゆまぬ省エネ活動と再生可能エネルギーへの転換(バイオマスボイラ、太陽光発電設備の導入、バイオマス由来燃料の採用など)にグループ一丸で取り組んでいる。
DICはそれらの活動実績をグローバルで情報開示し、第三者機関によるCO2排出量の検証を実施している。加えて、2019年5月に金融安定理事会(FSB)によって設立された「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言へ賛同を表明したことや、サプライチェーン全体でのCO2排出量の開示を進めていること、2030年に向けた生産活動におけるCO2排出量の削減計画があることなどが高い評価に繋がり、本融資の契約に至った。
↧
【環境評価融資】DIC、化学業界第1号の「Mizuho Eco Finance」契約締結
↧