(株)SCREENグラフィックソリューションズはこのほど、フレキソ版・樹脂凸版向けのCTP(Computer to Plate)として、高品質と省力化を実現した「PlateRite FX Nシリーズ」を開発。国内をはじめ世界市場に向けて2月から順次販売を開始する。
近年、消費者嗜好の多様化に伴い、パッケージ印刷にも差別化が要求されるようになり、CTPに対しても、これまで以上の品質が求められている。こうした動向を背景に同社は、従来のフレキソ版・樹脂凸版向けCTPの品質性能や操作性をさらに追求した「PlateRite FX Nシリーズ」を開発した。
同シリーズでは、さらなる高品質を実現するため、フレキソ印刷における課題となっていたインク転移性を改善し、インク濃度を高める独自パターンの「Super Fine Cell」※1を新開発。版面に繊細なくぼみを形成し、その部分にインクを保持することで、インク転写量を増加させることができ、特にベタ部分のインク濃度アップに効果を発揮する。 また、インラインUV LEDによるメイン露光機能(オプション)を新たに搭載。オペレーターを介することなくメイン露光が行えるため、省力化を実現する。さらに、フレキソ版や樹脂凸版、サーマルオフセット版、スチールベースの樹脂凸版※2など、多様な感材への対応を可能にしている。
なお、「PlateRite FX Nシリーズ」は、ニーズに合わせて4タイプのモデルをラインアップ。2月発売の「PlateRite FX1524N/1200N」は、ラベルをはじめ軟包装、カートン、段ボールなど、あらゆる印刷用途に幅広く対応し、4月発売の「PlateRite FX870N-S/870N-E」は、ラベル印刷のさらなる品質向上を目指す印刷会社に最適な装置となっている。
※1 「EQUIOS」オプション機能。全てのNシリーズに対応可能。
※2 「PlateRite FX870N」のみオプション対応。他モデルは対応不可。
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【CTP】SCREENグラフィックソリューションズ、フレキソ版・樹脂凸版向け「PlateRite FX Nシリーズ」発売
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