JNC（株）は、台湾の子会社「台湾捷恩智股份有限公司（英語表記：JNC TAIWAN CO., LTD.）」にて建設を進めてきた「ディスプレイ技術センター」が竣工したことを明らかにした。
JNCグループは、高度情報化社会に欠かせない液晶材料の研究開発および製造販売を基幹事業とし、世界中の液晶ディスプレイメーカーに液晶材料を供給している。液晶テレビやスマートフォン、タブレットなど生活に身近な製品に液晶材料が用いられている。
JNCグループは2006年より台湾において液晶材料の生産を開始している。このたび、その工場の敷地内に「ディスプレイ技術センター」を設置した。技術開発機能の強化を目的に、従来の「液晶組成物開発機能」と、関連会社で取り組んできた「ディスプレイ評価機能」を統合した。「ディスプレイ技術センター」は、JNCグループにて蓄積してきた知識・ノウハウを活用し、顧客の評価手法、工程条件を再現することで、液晶材料をはじめとする液晶ディスプレイ関連材料の最適化、およびその使用条件の提案等を含め幅広いプロセスにおける技術サポートを行う。同機能は、JNCグループ独自であり、中でも「ディスプレイ技術センター」だけが保有する機能。
＜施設の概要＞
社名：台湾捷恩智股份有限公司（英語表記：JNC TAIWAN CO., LTD.）
名称：ディスプレイ技術センター
所在地：台湾台南市
設計着手：2016年5月
工事完成・竣工：2017年5月
＜JNC液晶事業における他の拠点＞
(1)生産拠点
国内：水俣製造所（熊本県水俣市）、市原製造所（千葉県市原市）、戸畑工場（福岡県北九州市）
海外：玄谷工場（韓国）、台南工場（台湾）、蘇州工場（中国）
(2)技術サービス拠点
国内：市原研究所（千葉県市原市）
海外：ソウルテクニカルセンター（韓国）、蘇州テクニカルセンター（中国）
↧
【液晶】JNCの台湾ディスプレイ技術センターが竣工
↧