BASFのポリウレタン(PU)ベースのクッションシステム、DNA AMPを搭載した新たな「Brooks Levitate」のランニングシューズが9月30日より発売された。これにより最新のイノベーションをランナーに提供する。 Brooksは、ランニングに関する7年間の研究とBASFとのパートナーシップに基づき、BASFの新たなDNA AMPミッドソールが、初めて「Brooks Levitate」に採用された。Elastopan® (エラストパン)Sports Lightの新ブレンドでは、配合を改良し、分子レベルでPUに変更を加えることで、DNA AMPミッドソールにさらなる快適さと耐久性を実現し、1フィート重量ポンド当たり72%のエネルギーリターンをランナーに提供する(Brooksのテストによる数値)。
BASF北米フットウェア市場マネージャー、チャウ・グエン氏は次のように述べている。
「Brooks Runningは高性能ランニングシューズのマーケットリーダーとして広く知られています。新たなLevitateを開発する今回のパートナーシップを通して、私たちはBASFの高性能材料に関する専門知識を活用し、Brooksのためにテーラーメイドのポリウレタン製ミッドソールを作り出しました」
この新たなクッション材はランナーの靴底で膨張し、力が加わるとそれ以上の反発力を発揮して、ランニング中のエネルギー消費を抑える。また、BASFの高性能PUフォーミュレーションはエチレン酢酸ビニルのような従来のミッドソール素材と比較すると、圧縮永久ひずみ耐久性(ミッドソールの元の厚みを保つ力)が高く、シューズの寿命が続く限り、高い耐摩耗性と機能性を維持する。
グエン氏はまた、「現在アスレチックシューズ市場では主に2つの傾向が見られます。消費者が軽量かつ快適で耐久性のあるシューズを求めていること。そしてフットウェア製造プロセスの自動化が重視されていることです。その結果、アスレチックシューズに用いる高性能ポリウレタンに新たな関心が寄せられ、活用されるようになりました」と述べている。
BASFの素材に関する専門知識や、あらゆるタイプのソールを作るのに最適なカスタム式PUシステム、熱可塑性ポリウレタンエラストマーにおけるイノベーションは、40年以上にわたりフットウェアメーカーに信頼されてきた。履き心地が良く質の高い製品を消費者が求めるなか、BASFは開発プロセスを通して大手ブランドと直接協力し、既存テクノロジーの強化や、性能へのニーズを満たす新たなテクノロジーの開発に取り組んでいる。
Brooks Runningのシニアイノベーションデベロッパーであるザック・ボテイロ氏は、次のように述べている。
「DNA AMPを採用したBrooks Levitateは、無限のエネルギーを実感できる履き心地をランナーに提供できるように基礎段階から設計されています。BASFと協力して、ランナーへのエネルギーリターンを高め、いつまでも走り続けることができるような楽しさをもたらす、画期的なDNA AMPミッドソールテクノロジーを生み出すことができたことを非常に嬉しく思います」
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【PU】BASFのポリウレタン、米国のランニングシューズメーカーのBrooks Runningのシューズに採用
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