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【2018年 年頭挨拶】JSRの小柴満信取締役社長

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 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 平素は格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。おかげさまで当社は昨年12月に創立60周年を迎えることができました。お客様をはじめ関係者の皆様には、心よりお礼を申し上げます。
 2018年の事業環境は、米国や中国の経済成長が継続し、欧州も底堅く、オリンピックを控えた日本国内も含めて、好調に推移するものと期待されます。
 しかしながら世界ではいま、米国、中国との間でパワーバランスが変化しつつあり、地政学的な不安定要素が数多く顕在化しています。さらにサイバー空間や宇宙空間での覇権争いはし烈なものがあり、グローバルに展開する企業にとって、一瞬たりとも息を抜けない時代となっていることを実感しております。
 科学技術も加速度的に進歩しており、その中で最もエキサイティングで脅威でもあるのが人工知能 (AI) です。量子コンピュータや人間の脳の構造を模したニューロコンピュータが現実化しつつあり、これらの技術が完成すると、AIがさらに身近なものになり、企業活動のみならず個々人の生活になくてはならないものになるはずです。
 2018年はまさに、技術の進歩によってもたらされる新しい世界の夜明け前と言えるでしょう。時代の潮流に乗り遅れないよう、不断の変革精神をもって未来に向かう取り組みが必要であるとの思いを新たにするところです。
 このような認識のもと当社は現在、2019年度を目標とする3カ年の中期経営計画JSR20i9に取り組んでおります。この計画において当社は、2020年以降に訪れるデジタル技術の革新を見越して、工場のIoT化を進めており、AI技術、そしてドローンの活用などにも積極的に取り組んで参りたいと考えております。
 また、製造業の重要なテーマである労働安全、設備保全、環境対策にも継続して資源を投入し、安定した操業を実現してまいります。
 働き方改革についても継続的に取り組み、「パワーゲーム」に頼らない仕事の仕方を実現していきたいと考えております。
 本年も何卒、倍旧のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


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