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【全自動散薬分割分包機】キヤノンライフケアソリューションズ、調剤業務の大幅な効率化を実現する「AX930」発売

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SnapCrab NoName 2018 1 25 7 7 28 No 00 R キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンライフケアソリューションズ(株)(以下キヤノンLCS)は、調剤業務の効率化を実現する全自動散薬分割分包機「AX930」を1月25日より提供開始する。薬剤師の業務負荷を軽減することで患者へのCS向上と働き方改革を支援する。
 近年、薬局を取り巻く環境は、薬剤師の不足や調剤医療費の抑制、大手異業種からの参入など大きく変化している。加えて、厚生労働省はかかりつけ薬剤師制度や地域医療連携への積極的な参加などを推進しており、薬剤師の求められる役割や業務も多様化している。2018年の診療・介護報酬改定では薬局の服薬指導などの対面業務が重視され、調剤業務の効率化のため作業の機械化や自動化などが注目されている。
 キヤノンLCSは1965年より薬剤分包機の開発、販売を行っており、その経験とノウハウを活かして2009年に全自動散薬分割分包機「E-FAS」を発売し調剤業務の自動化・省力化を実現した。このたび後継機として発売するAX930は、E-FASの最大の特長である回転ホッパーとトリプルホッパーを継承し機能をチューンアップすることで、精度の安定と分包時間の短縮を実現した。タッチパネルを標準で搭載し、分包条件の入力から名前や服用時期などの印字まで誰でも簡単に操作でき、分包作業の標準化が可能。
(1)新発想 回転ホッパーで高速、高精度に散薬を配分
 散薬を正確に分包するためには回転ホッパーからR円盤に均等に撒く必要があり、少しずつ配分するため時間がかかりすぎる点が課題であった。AX930はホッパーとR円盤を逆回転させることで※1、高速、高精度に配分することが可能になる。
※1 従来の固定式に比べ、同じスピードで逆に回転させることによって移動距離は2倍となる。
(2)PCレスで分包機の操作や分包紙への印字入力が可能
 AX930は5.7インチ液晶カラータッチパネルディスプレイを搭載し、PCレスで包数や種別などの分包条件や、名前、服用時期、日付などの分包紙に印字する情報の入力、登録も可能。タッチパネルは防塵性、耐久性に優れ、本体の省スペース化を実現し調剤室内での様々なレイアウトに対応することが可能。また、オプションの印字ソフト「EP7」を使えば、印字項目の追加やレセプトコンピュータとのデータ連携に対応する。
(3)見やすくシンプルな5.7インチ液晶カラータッチパネルを搭載
 分包機本体に搭載された5.7インチ液晶カラータッチパネルは、包数や種別などの分包条件の他、名前や服用時期、日付などの基本的な印字指示も可能で専用のPCを必要としない。入力情報を集約することで少ないタッチ数で分包を開始することができ、簡単操作で更なる作業時間の短縮が可能となる。その他の印刷項目やレセプトコンピュータなど上位からのデータ連動が必要な場合はオプションで専用の印字ソフトを利用できる。タッチパネルはAX930専用に設計され防塵性、耐久性に優れている。調剤室内で省スペースを実現し様々なレイアウトに対応することが可能。
(4)分包条件に応じて選択できる分割ブレード(AX930の新機能)
 散薬を掻き出すブレードを標準タイプとワイドタイプの2種類から選択できる。1包に多量の散薬を分包する際や、顆粒などの流動性の高い散薬を分包する際の散薬の掻き残しを最小限に抑え精度確保に役立てることができる。
<AX930製品仕様>
本体寸法:862×525×959mm
総重量:145㎏
電源:AC100V 50/60Hz
消費電力:1500VA MAX
分包数:散薬1~93包、錠剤1~45包 ※入力包数は~999包
1包寸法:70×60、70×70、70×80、70×90mm ※70×60mmは散薬分包不可
分包モード:散薬、錠剤、同時、散薬錠剤交互、特殊分包
分包速度(最大):高速約50包/分、標準約40包/分、低速約30包/分、超低速約20包/分
適用分包紙:グラシン70WI330 無地、セロポリ70WI250無地、ペポリ70WI250 無地
操作パネル:5.7インチ液晶カラータッチパネル
印字方式:熱転写方式(横・縦切り替え可)
適用インクリボン:モノクロインクリボンカセット、カラーインクリボンカセット


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