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【温室効果ガス】住友化学グループ、削減目標がSBTイニシアチブの認定取得

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 住友化学(株)は、このたび、同社グループ会社を含めた温室効果ガス(GHG)排出に関する削減目標について、総合化学企業として世界で初めて「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」による認定を取得した。
SnapCrab NoName 2018 10 19 7 37 1 No 00 R SBTイニシアチブは、CDP※1、UNGC(国連グローバルコンパクト)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4組織からなる団体。また、SBTとは、産業革命前からの地球の平均気温上昇を2℃未満にするという、2015年に採択された「パリ協定」の「2℃目標」を実現するために、企業が気候科学に基づき設定した高水準な目標。
 住友化学は、気候変動問題を社会が直面する最重要課題の1つと捉えており、その解決に向け、総合化学企業として培ってきた技術力を生かして温室効果ガス削減などに積極的に取り組んでいる。こうした中、気候変動対応に関する中長期の取り組み方針を新たに策定し、今年7月に以下の目標をSBTイニシアチブに申請後、審査を経て認定された。
<認定された目標>
・2030年度までに、グループのGHG排出量(Scope1+2※2)を2013年度比で30%削減
・2050年度までに、バリューチェーンにおけるGHG大幅削減のためのソリューションを提供しつつ、グループのGHG排出量(Scope1+2)を2013年度比で57%以上削減
・Scope3※3の排出に関して、同社の主要サプライヤー※4が、2024年度までに科学に基づくGHG削減目標を設定するようエンゲージメント(目的をもった対話)を実施
 住友化学グループは、「事業活動を通じて人類社会の発展に貢献する」を経営理念に掲げ、引き続きグループー丸となって、気候変動問題をはじめとする社会課題の解決に積極的に取り組んでいく。
※1 Carbon Disclosure Projectを前身とする国際NGO
※2 Scope1:製造プロセスにおける燃料使用など、工場からの直接排出
   Scope2:工場外からの電力・熱の購入などによる間接的な排出
※3 Scope3:購入する原料の製造段階、輸送段階などでの排出
※4 購入原料などの重量べ一スで90%を占めるサプライヤーが対象


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