<イタリア・ボラーテ、2018年11月14日>特殊ポリマーの世界的サプライヤーであるソルベイは、ヘルスケア業界で使用する3つの医療用グレード商品を上市し、高品質付加製造(3Dプリンティング、AM)用途向けの高機能フィラメント製品群を拡充した。 非強化キータスパイア(r) ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)AMフィラメント(NT1 HC)と10%炭素繊維強化キータスパイア(r) PEEK AMフィラメント(CF10 HC)および、非強化レーデル(r) ポリフェニルサルホン(PPSU)AMフィラメント(NT1 HC)は、制限付き接触用途(体液/組織との接触が24時間未満)向けのソルベイ初の医療用グレードAMフィラメントとなった。
「ヘルスケア業界は、単回使用向けや少量生産向けのカスタマイズ部品を実現するAM技術の良さを活かす主要市場として急成長を遂げています」と、ソルベイのSpecialty Polymers global business unit(GBU)でAdditive Manufacturing business managerを務めるChristophe Schramm氏は述べている。「しかしながら、ヘルスケアの厳しい規制要件を満たす高機能フィラメントの選択肢は今でも非常に限られています。この選択肢の不足を、当社の新しい医療用グレード製品の投入により補いたいと考えています」。
ソルベイのキータスパイア(r) PEEK AMフィラメントは、プリント層の優れた融合を可能にし、z軸方向を含め、高い部品密度と比類のない部品強度を実現する。レーデル(r) PPSU AMフィラメントも、透明性、高い引張り伸び率、強靱性に加えて、プリント層の優れた融合を提供する。
「これらの新しい医療用グレードAMフィラメントは、お客様をサポートするためにソルベイが継続して積極的な戦略を有することの現れです。フィラメントは、患者様ごとの手術用切開ガイドの幅広いヘルスケア用途に、また単回使用や繰り返し使用可能な医療機器の複雑なコンポーネントに使用することができます」と、ソルベイのSpecialty Polymers GBUでglobal business manager for Healthcareを務めるJeff Hrivnak氏は述べている。
↧
【ヘルスケア】ソルベイ、Additive Manufacturing向けに「キータスパイアPEEK」および「レーデルPPSU」医療用グレードフィラメントを市場投入
↧