Quantcast
Channel: 海外向け情報誌
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7807

【ディスプレー】SCREENホールディングス、製造装置および成膜装置の新たな生産工場完成

$
0
0

 (株)SCREENホールディングスは、彦根事業所の敷地内で2018年5月から進めていたディスプレー製造装置および成膜装置の新たな生産拠点「CS-2(シーエスツー)」の建設をこのほど終え、竣工した。
 近年、ディスプレー業界では、中国を中心に大型液晶テレビ、スマートフォンなどの販売が好調に推移している。また、高画質なフレキシブルディスプレーは、高性能化、薄型化が要求されるウエアラブル端末や電子ペーパー、車載用ディスプレーなどへの活用に期待が寄せられている。さらに、電気自動車を中心とするエコカー市場は一層伸展すると見込まれており、リチウムイオン電池をはじめとする2次電池の需要は、今後も拡大することが期待される。
 同社は、このような業界の動向を背景に、中長期的な事業の継続と成長を目指し、新たな生産拠点として「CS-2」を建設。大型化の進むディスプレー製造装置に対応できるほか、より微細化が求められる有機ELディスプレーをはじめとするフレキシブルディスプレー製造装置の生産に対応できる清浄度の施設となっている。また、2次電池用塗工装置や、グループ会社の(株)SCREENラミナテックが手掛けるディスプレー後工程装置の製造にも柔軟に対応。今年3月に設立した中国・常熟の合弁会社、SCREEN FT Changshu Co., Ltd.と併せ、豊富な生産ラインアップの増産により、タイムリーな装置供給を実現する。
 同社は、今回の新生産拠点「CS-2」の建設により、ディスプレー製造装置のさらなるシェア拡大を目指すとともに、ディスプレー製造装置および成膜装置事業における収益性向上と競争力強化を図る。
<新工場の概要>
名  称:彦根事業所「CS-2(シーエスツー)」
     「CS」は、Crystal Squareの頭文字。また、顧客に満足(Customer Satisfaction)いただける製品を提供する工場で在り続けたいという思いが込められている。
所 在 地:滋賀県彦根市高宮町480-1
建築面積:約4,107平方メートル
延床面積:約4,288平方メートル
構  造:鉄骨造平屋建
総 工 費:約20億円
操業開始:2018年11月
主な業務:大型ディスプレー製造装置やフレキシブルディスプレー製造装置、2次電池用塗工装置の生産、品質検証など


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7807

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>