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【環境】積水化学工業、CDPによる「気候変動Aリスト」企業に選定

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 積水化学工業(株)は2019年1月22日、国際的な環境非営利団体CDPにより、2018年の「CDP気候変動Aリスト」企業に選定された。
 CDPは、企業や都市が温室効果ガスを削減し、水資源を保護し、森林を保護することを推進する国際的な非営利団体。650の世界の投資機関および115の企業・団体を代表し、「気候変動」「森林減少」および「水のセキュリティ」に関する問題への効果的な対応について質問票による調査を実施し、回答を評価している。なお、2018年の「気候変動Aリスト」企業には、日本企業からは積水化学工業を含め20社が選定された。
 積水化学工業グループは、グループビジョンに掲げる「世界のひとびとのくらしと地球環境の向上への貢献」を目指し、ESG視点で持続可能な経営基盤の構築を目指している。ESG視点の中でも「E(環境)」については、気候変動をはじめとする環境課題に意欲的に取り組んでいる。
 2018年6月に、自社およびサプライチェーンにおける温室効果ガス排出量を削減する長期目標が、化学業界では世界で初めてSBT(Science Based Target)※1の認証を取得した。加えて、温室効果ガス排出量削減などにかかる費用はコストではなく投資ととらえ、売上高の0.3%(2017~2019年度の3年間で120億円)を超える環境貢献投資枠を設定し、排出量削減に資する設備更新に活用している。
 また、展開する事業・製品の新しい価値創出という視点に立ち、環境貢献製品の定義を、「地球環境の向上」に対する貢献だけでなく「世界のひとびとのくらしの向上」への貢献にも拡張し、環境貢献製品企画・開発、市場創出拡大に取り組んでいる。
 積水化学工業グループは、今後も気候変動課題の解決に向け、取り組み全般を加速し、「世界のひとびとのくらしと地球環境の向上への貢献」の実現を図る。
※1 「SBT(Science Based Target)」は、パリ協定の採択を契機として国連グローバルコンパクトをはじめとする共同イニシアチブが提唱した。SBTイニシアチブにより、企業が定めた温室効果ガス削減目標が、長期的な気候変動対策に貢献する科学的に整合した目標(SBT)であることが認定される。


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