【ラベル】リンテック、マイナス196℃の低温環境下でも剥がれにくい素材開発。試験管などの曲面にも貼付可能

　リンテック（株）は、一般的に粘着性能を維持することが難しいとされている、そこで同社は、常温で貼付した後に−196℃までの低温環境に置いても剥がれにくいラベル素材を開発、標準規格品として2月13日から本格販売を開始する。液体窒素*1などにより生体試料(血液、細胞)やワクチンを凍結保存する際などに貼る、医療・医薬関連の表示・管理ラベルに最適。常温から低温まで繰り返し温度変化を与えても粘着性能を保つことができる。
　今回新たにラインアップするのは、溶融型熱転写プリンタ向けの「CY5030」とレーザープリンタ向けの「CY50GA」の2アイテム*2。出力方式に合わせて選べる。低温環境下での曲面追従性にも優れており、試験管やアンプル瓶などにもしっかりと貼付可能。
＊1　沸点は約－196℃。冷却用媒体として多用されている。
＊2　インクを熱で溶かして転写する溶融型熱転写方式と、トナーを熱や圧力によって定着させるレーザー方式に対応。
　表面基材はPETフィルム（白色マット）、粘着剤は永久接着タイプ、剥離紙は、CY5030が片面ポリラミグラシン紙、CY50GAが片面ポリラミ上質紙。