BASFは、日焼け止め製品に使用されるUVフィルターのマーケットリーダーとして、生産能力を継続的に増強する。これによりグローバル市場でお客様の成長による需要の拡大を引き続きサポートする。最初のステップとして、生産拠点であるグレンザッハおよびルートヴィッヒスハーフェンでの製造のボトルネックを解消した。将来的には「Tinosorb® S」「Uvinul® A Plus」および「Uvinul® T150」のバリューチェーンで2桁パーセントの生産能力増加を目指す。
近年、肌の健康へのサンケアの重要性に対する消費者意識の向上に加え、ヨーロッパ市場でのオクトクリレンフリー処方への切り替え傾向など、新世代のUVフィルターに対する世界的な需要が高まっている。
生産能力の拡大は、ブロードバンドUV防御のベンチマークとなっている3つの新世代UVフィルターに的を絞って適用される。Tinosorb® SはUVAとUVBの吸収に優れ、高SPF（Sun Protection Factor）日焼け止め製品で一般的に使用されている。また、Uvinul® A Plus はUVAの吸収に最適で、Uvinul® T150は市場で最も効率的なUVBフィルター。
BASFのグレンザッハ工場では、日焼け止め製品に使用されるUVフィルターを製造している。また、このサイトにはUVフィルターの研究開発拠点であるグローバルコンピテンスセンターや、最適なUVフィルターの組み合わせをはじめとする、日焼け止め製品の処方について世界中の顧客をサポートするテクニカルサービス部門もある。ルートヴィッヒスハーフェンの本社工場では、Uvinul®製品群のUVフィルターのいくつかを生産している。Tinosorb® S は台湾の高雄工場で生産されている。
BASFは、UVフィルターのリーディングサプライヤーであり、近年EUで承認された5つのUVフィルターのうち4つがBASFの開発したもの。また、BASFは日焼け止め向け製品としてさまざまなケア成分も提供している。
↧
【ヘルスケア】BASF、UVフィルターの生産能力増強
↧