国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、1月29日~31日に、東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2020」に出展する。IoTや第5世代通信(5G)など、「超スマート社会」の実現に向けた競争が激化する中、技術優位性を持つためにはこれまでにない材料が求められている。また、切迫する地球環境問題の解決策としても、人工光合成技術やバイオプラスチックなどが注目されるなど、日本が強みを持つ材料・ナノテクノロジーの重要性が増している。NEDOブースでは、「材料が変わる、未来が変わる」をテーマに、材料・ナノテクノロジー分野の最新成果を紹介するとともに、デモンストレーションなどを通じて新しい「ミライ」を実感できる展示を行う。また、1月30日には、nano techメインシアターセミナーにて、バイオプラスチックの最新の技術動向を紹介する。同展示会を通じて、材料・ナノテクノロジー関連分野における川上・川下産業間のビジネスマッチングを図り、持続可能な未来社会の実現を促進する。
NEDOブースの展示詳細
NEDOブースでは、5つの技術分野(バイオエコノミー、センシング、モビリティ、ナノカーボン、革新)の技術成果を紹介する。NEDOが目指す未来社会を実感できるようなデモンストレーションも用意。また、ビジネスマッチング促進のためにサンプル提供も実施する。
<注目展示>
太陽光と水と二酸化炭素からプラスチック原料へ ―人工光合成プロジェクト―
【実施者:人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)】
人工光合成は、CO2と太陽光、水だけで化学品原料を生み出す画期的な技術。地球温暖化の原因となるCO2の排出量削減が喫緊の課題だが、CO2を原料とし有用な化学品を製造する技術として大きな注目を集めている。同技術には、日本が強みをもつ触媒材料の開発成果が詰まっている。
会場では、太陽光によって水素と酸素を発生する光触媒シートのほか、来年度から開始する人工光合成実証試験の計画を紹介する。
NEDOブースでは、5つの技術分野(バイオエコノミー、センシング、モビリティ、ナノカーボン、革新)の技術成果を紹介する。NEDOが目指す未来社会を実感できるようなデモンストレーションも用意。また、ビジネスマッチング促進のためにサンプル提供も実施する。
<注目展示>
太陽光と水と二酸化炭素からプラスチック原料へ ―人工光合成プロジェクト―
【実施者:人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)】
人工光合成は、CO2と太陽光、水だけで化学品原料を生み出す画期的な技術。地球温暖化の原因となるCO2の排出量削減が喫緊の課題だが、CO2を原料とし有用な化学品を製造する技術として大きな注目を集めている。同技術には、日本が強みをもつ触媒材料の開発成果が詰まっている。
会場では、太陽光によって水素と酸素を発生する光触媒シートのほか、来年度から開始する人工光合成実証試験の計画を紹介する。

メインシアターセミナーの概要
日時:2020年1月30日(木)14時00分~15時45分
場所:東京ビッグサイト西1ホール メインシアター
タイトル:バイオエコノミーに貢献する材料開発最前線
温暖化など地球環境問題がより一層大きな課題となっている現在、バイオテクノロジーや生物資源などを利活用し、持続的かつ再生可能な循環型の経済社会をつくる概念としての「バイオエコノミー」に注目が集まっている。
2019年6月に政府が策定した「バイオ戦略2019」においても、「2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会を実現する」ことが全体目標として掲げられている。
本セミナーでは、「バイオエコノミーに貢献する材料開発最前線」をテーマに掲げ、これまで長くバイオプラスチックの研究に従事された国立大学法人 東京工業大学の土肥義治名誉教授の基調講演の後、NEDOプロジェクト「非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発」の成果を紹介する。このプロジェクトは「バイオ戦略2019」の中で市場領域として掲げられている「高機能バイオ素材」「バイオプラスチック」を対象としている。
セミナーの最後には、2019年10月1日にNEDO材料・ナノテクノロジー部内に設置された「バイオエコノミー推進室」の取り組みを紹介する。
