ヘンケルジャパン(株)のジェネラルマニュファクチャリング&メンテナンス事業部は、LOCTITE嫌気性製品のボトルデザインをリニューアルし、2020年1月末より順次出荷を開始している。
ヘンケルは、諸外国で発生しているLOCTITE製品の模倣品が、自社だけでなく、顧客の利益を損ねると問題視している。例えば、LOCTITE製品を製造時の仕様の一部に組み込んでいる場合、誤って模倣品を使用することにより、多大なリスクを抱えることになりかねないからである。そのため、ヘンケルでは、模倣品対策に力を入れており、その一環として、模倣品との違いが一目で分かるボトルデザインに変更した。同時に、更なるブランド力向上を目指し、新規製品導入や嫌気性接着剤・シール剤などを用いた顧客向けトレーニングを集中的に実施していく予定。
リニューアルボトルの特長は次の通り。①LOCTITEロゴ入りの特徴的なエンボス加工追加
・簡単に模倣でいないデザインに変更
・商標や特許等による法的保護を世界各地で申請中
②特殊なQRコードを印刷※
・顧客がQRコードにて正規品であることを確認可能
・製品の技術データ、使用期限など詳細情報が入手可能
・動画によるわかりやすい使用方法の提供
・リンク先のフォームより簡単に問い合わせ可能
※2020年3月現在、中国工場製造分にQRコード印刷している。また、中国ウェブサイトが表示される。今後、日本ウェブサイトを表示予定。
新パッケージへ切り替えとなる製品は次の通り。
対象製品:ねじゆるみ止め用接着剤、シール剤、ガスケット、はめ合い用嫌気性接着剤、2液非混合型アクリル接着剤
対象パッケージ:50mL、250mLボトル
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【模倣品対策】ヘンケルジャパン、LOCTITE嫌気性製品ボトルデザインをリニューアル
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