東芝機械(株)ナノ加工システム事業部(TEL.055-926-5080)は、超精密立形加工機UVMシリーズの生産性を向上した超精密加工機「UVM-450C(H)」を開発し、販売を開始した。 UVMシリーズは、LEDレンズ向け金型などにおいて、磨き工程なく鏡面仕上げを実現する高速ミーリング機。UVM-450C(H)は工具把持方式を変更した新主軸を標準採用し、自動工具交換時間の大幅短縮と工具振れ精度の大幅改善により、生産性向上に貢献する。
<主な特長>
(1)自動工具交換時間を大幅短縮
直動式(引込式)の工具把持方式を採用することで瞬時に工具着脱が可能。従来のねじ式と比較し、自動工具交換時間を約1/3に短縮。
(2)工具振れ精度を大幅改善
引込式の採用により、自動工具交換における工具先端の振れ精度も従来機比で50%改善。
(3)さらなる高精度加工の追求
直線3軸のリニアガイドを高精度化し、スケールフィードバックの分解能を従来機の2nmから0.5nmに高めることで制御能力を向上。さらなる高精度加工に向け、ワーク機上測定装置を充実。タッチプローブ式、倣い走査式などターゲットに合わせ最適なシステムを提案。
同機のラインナップは、標準モデルのUVM-450C(H)、機械の熱変位を半減したUVM-450D(H)、最大積載質量400kgと長ストロークのワークに対応したUVM-700C(H)の3機種をラインナップに揃え、5月18日(木)~20日(土)まで東芝機械沼津工場(本社)・御殿場工場で開催される『第15回東芝機械グループソリューションフェア2017』に初出展される。
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【超精密立形加工機】東芝機械、生産性を向上したUVM-450C(H)開発
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