(株)チノーは、高速に温度計測ができる 「固定形熱画像計測装置 CPA-L(Ver.4)」の発売を5月12日から開始した。
シャッターレスの構造を採用し、漏れのない高速(60Hz)かつ連続の温度計測が可能で、測定対象の温度異常を捉えることで、生産性の向上や安全性の確保に役立つ。その上で、同社の従来機と同等の精度、安定性を持つため、周囲温度が変化する生産現場などの環境下での運用を可能としている。
同装置と専用のコントローラやPC・専用アプリケーションを組合わせることにより、高度な画像処理で さまざまな警報判定を可能とする。また、7月発売予定の映像・警報出力オプション仕様を選択することで、カメラ本体と汎用のPCのみで、エリア上下限警報などの警報をカメラ本体から出力することができ、熱画像システムを簡単・低コストに実現する。
形 式: CPA-L25B4(水平画角:25°)/CPA-L50B4(水平画角:50°)
価 格: 1,936,000円(水平画角:25°)/2,500,000円(水平画角:50°)
販売目標: 年間 200台
用 途: 温度監視計測/検査、設備の発熱監視、熱関連試験
【固定形熱画像計測装置 CPA-L(Ver.4)の特長】
・高速:60Hzのフレームレート
・シャッターレス構造を採用し、漏れのない連続測定・監視が可能
・映像出力・警報出力オプション仕様(7月発売予定)の選択により、カメラ本体と汎用用PCで簡単・低コストでシステムが構築可能
【構成例】
【カメラ仕様】
検出素子 |
非冷却個体撮像素子、画素数…384×288素子(有効:320×240) |
測定波長 |
8~14µm |
フレームレート |
60Hz |
温度レンジ |
-20~150℃ / 0~300℃ / 0~500℃ から購入時選択 |