BASF(本社:ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)とフォルクスワーゲン(本社:ドイツ・ウォルフスブルグ)は、第6回「サイエンスアワード・エレクトロケミストリー」賞(Science Award Electrochemistry)を共催する。2016年に続き、今年も応用研究を対象とした賞「アワード・フォー・アプライドリサーチ」賞(Award for Applied Research)を設ける。世界中の研究者を対象に応募を受け付けており、参加資格、参加方法、選考過程については、www.science-award.com(英語)を参照。応募期間は2017年8月18日まで。審査はBASFとフォルクスワーゲンのほか、科学界を代表する専門家で構成される審査委員会が行う。また、6回目となる今年の授賞式は2017年11月30日にカールスルーエ(ドイツ)で行われる予定。
「サイエンスアワード・エレクトロケミストリー」賞は、科学技術分野の卓越した成果を促すとともに、高度なエネルギー貯蔵手段を開発するための契機となることを目的としている。
2012年に創設して以来、世界中の学術的研究コミュニティの科学者を対象として、年に一度表彰を行っている。最優秀者には4万ユーロが贈られる。また、2017年も応用研究を対象とした賞を設けており、賞金額は4万ユーロ。この賞は、バッテリー材料および生産における優れた研究やその応用に資金を提供することを目的として設けられた。エネルギー貯蔵、エネルギー変換器および貯蔵システム分野における電気化学プロセスの研究およびその応用は、今後エネルギー貯蔵システムを開発していく上で重要な基盤となる。また、これらの技術は、エレクトロモビリティなどの将来コンセプトの実現だけでなく、気候および資源保護のための再生可能エネルギー供給にとっても非常に重要。従来のエネルギー貯蔵システムには、性能やコストの面でかなりの改善の余地が見られる。エネルギーやモビリティを供給する顧客にとってさらに魅力的なものへと進化させていくことができるで。そのために、BASFとフォルクスワーゲンは、科学コミュニティや民間企業で研究に従事する優れた研究者による、電気化学およびその応用分野への一層の取り組みを促すことを目指している。
↧
【第6回サイエンスアワード・エレクトロケミストリー賞】BASFとフォルクスワーゲン、オンラインで応募受付開始
↧