日本電気硝子(株)は、長円形の断面をもつガラス繊維を開発した。このガラス繊維を一定長(3mm)にカットした長円形断面チョップドストランドを熱可塑性樹脂に混練し成形すると、従来の円形断面チョップドストランド使用時と比較して、成形品の反りや寸法安定性が改善される。また、フラットガラスファイバに適した特殊表面処理剤を施しているため、従来に無い強度や表面外観の向上も期待できる。
10月17日から開催される「Fakuma 2017 International trade fair for plastics processing」(於:ドイツ、フリードリヒスハーフェン)に出展する。
■製品概要
1.特長:
従来の円形断面チョップドストランドを用いた場合に発生する成形品の反りに対し、長円形の断面を持つチョップドストランドを用いることでこの反りを大きく改善することができる。
2.出荷開始時期:
2017年12月サンプル出荷予定
3.想定される市場:
スマートフォンやタブレット型端末の筐体など、強度に加え、寸法安定性や外観品位が求められるガラス繊維強化樹脂の市場