SEMI(本部:米国カリフォルニア州ミルピタス)は、1月2日(米国時間)、SEMIジャパンの代表に浜島雅彦氏が就任することを発表した。浜島氏は、SEMIプレジデント兼CEOであるアジット・マノチャ氏の直属として、日本におけるSEMIの事業について責任を負うとともに、日本におけるSEMIスタンダードやアドボカシー活動などの各種プログラムやイベントをリードする。325社の会員が所属するSEMIジャパンは、2,000社以上の世界のエレクトロニクス製造サプライチェーン企業を代表するSEMIの国際工業会組織において、重要な役割を担う。
2017年は、4,000億ドルの世界半導体販売額、560億ドルの半導体製造装置販売額、480億ドルの半導体材料販売額という、過去最高記録が予測されるが、世界の中で重要な役割を果たし高い成長を見せている日本は、世界の半導体製造装置の約3分の1、半導体前工程材料の半分以上を供給している。世界の半導体製造産業が高い成長を継続する中で、日本のSEMI会員企業が世界の企業と協力しイノベーションを起こす機会に結び付けることが、SEMI会員の成長と繁栄のためにますます重要となる。
SEMIのプレジデント兼CEOのアジット・マノチャ(Ajit Manocha)氏は次のように述べている。
「日本最大かつ世界ではトップ5に入る半導体製造装置メーカーである東京エレクトロンにおいて、長年にわたりリーダーシップをとってきた経験を持つ浜島氏は、世界のエレクトロニクス製造サプライチェーンが拡大と発展をする中で、日本が直面している課題と機会を熟知しています。大きな事業変革の推進において示した堅実な実績を持つ浜島氏は、SEMI 2.0というSEMIが取り組んでいる変革をSEMIジャパンで進めるための最適任者となります。彼は人材育成、環境安全(EH&S)の強化に努めます。また、スマートデータやスマートトランスポーテーションなど、産業界を人口知能(AI)や機械学習へとフォーカスさせるアプリケーションにまたがるサプライチェーンからの協力推進などの重要な活動に取り組むことになります」
浜島氏は日本ならびに米国において、30年以上にわたる半導体製造装置業界の経験があり、グローバル産業に対し幅広く精通している。浜島氏の経歴は次の通り。
1983年:名古屋工業大学卒業、東京エレクトロン(株)入社
1994年:Tokyo Electron America, Inc. の立ち上げに参画
2003年~:Timbre Technologies, Inc. 社長などグループ会社の経営職を歴任
2015年:Tokyo Electron U.S. Holdings, Inc. 経営統合オフィスリーダー
2016年:東京エレクトロン 執行役員 経営戦略担当
マノチャ氏はまた、前任者の中村 修氏について次のように述べている。
「私はまた、中村修氏が、まずSMEIの日本地区諮問委員会委員として、次に、SEMIの役員として、最後にはSEMIジャパンの代表としてSEMICON Japanを大成功に導いた重要な貢献について感謝を申し上げます。中村氏には今後数か月間、顧問としてスムーズな継承をしていただくことになります。彼の退職後の多幸を心からお祈りします」
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【People】SEMIジャパンの新代表に浜島雅彦氏が就任。SEMI 2.0の日本での推進を担う
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