三菱ケミカル(株)の和賀昌之代表取締役社長は、4月2日の入社式において次のような挨拶を行った。
三菱ケミカルへの入社おめでとうございます。三菱ケミカルは、昨年4月1日に三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社が合併し誕生したばかりの会社です。新たな若い力を迎えることができ、大変嬉しく思っております。
<三菱ケミカルの基本方針>
三菱ケミカルは、以下5つの経営の基本方針を掲げております。
1.ステークホルダーの期待に応える
2.人を活かす経営
3.持続的成長の実現
4.ものづくり力」の強化
5.グローバル経営の深化
これらの基本方針を安全第一の操業、環境保全、コンプライアンスの徹底、人権の尊重、公正な事業活動のもとで実践しています。
<三菱ケミカルの目指すところ>
三菱ケミカルは、以下3つの目指すべき目標を立てています。
1.高収益企業
売上収益に占める利益の割合(ROS)が三菱ケミカルは10%以下である一方、世界の競合メーカーは概ね10%を超え、当社と世界との間には大きな差があります。
2.世界を舞台に変わり続ける企業
国内の人口減少、少子高齢化が迫っている中、三菱ケミカルが今後も成長していくためには世界を舞台にビジネス展開し、且つ変わり続けなければなりません。
3.「協奏」の実現
三菱ケミカルホールディングスグループの理念「Good Chemistry for Tomorrow」、ビジョン「KAITEKI実現」、モットー「APTSIS」の共有のもと、グループの事業会社各社と「協奏」の実現に向けて、技術・営業・RD等の様々な切り口で積極的な交流を図っております。
<皆さんへの期待>
目標を達成するために、皆さんには従来の考え方や方法にとらわれず三菱ケミカルを変えるということ、三菱ケミカルホールディングスグループの一員であることを意識して、仕事を進めてほしいと思います。
<皆さんへ贈る言葉>
皆さんもこれからの会社生活あるいは長い人生で色々と困難な事態に直面すると思いますが、私が好きな武者小路実篤「もう一息」という詩の一遍を贈りますのでこれを思い出して乗り切ってほしいと思います。
21世紀は「化学の時代」です。ぜひ皆さんの若い力を思う存分に発揮して、三菱ケミカルを化学の力で世の中にソリューションを提供する世界のエクセレントカンパニーにしていこう。
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【2018年入社式挨拶】三菱ケミカルの和賀昌之代表取締役社長
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