共同印刷(株)は、機能性フィルムの新たなラインアップとして「耐熱フィルムシリーズ」を開発した。第一弾の"吸湿機能タイプ"を、4月5日から東京ビッグサイトで開催される「第8回 高機能フィルム展(フィルムテック・ジャパン)」に参考出展する。
同社は、医薬品や電子部品、精密機器をはじめとする業界へ、湿気・アウトガス吸収材料「モイストキャッチ®」や酸素吸収フィルム「オキシキャッチ®」、アウトガス吸収フィルム「オージーキャッチ®」など、独自技術で生み出した機能性フィルムを多数提供している。このたび開発した「耐熱性フィルムシリーズ」は、電子機器の内部など、使用時の発熱で高温になる過酷な環境下での使用を想定した製品。シリーズ第一弾の吸湿機能タイプは、融点が比較的高いポリプロピレンを主材に使用することで、130℃の耐熱性と吸湿性能との両立を実現した。
同品は、4月5日から7日まで東京ビッグサイトで開催される「第8回 高機能フィルム展(フィルムテック・ジャパン)」へ参考出品し、採用に向けた取り組みを進める。なお、同展へは独自技術で開発した機能性フィルムを各種展示する。
■主な特長
①独自の混練技術で、ポリプロピレンに機能性材料を高含有化
②ポリプロピレン仕様のため、130℃環境下での使用が可能止
③フィルム自体が吸湿性能を持つため、乾燥剤の同梱が不要
■主な用途
電子部品パッケージ、電子機器内のゲッター材
※記載の値は参考値であり、保証値ではない